笑ってる?

創作サイト【神々】の日記

A paean of Nattow

例の納豆が届きました。

からしてオーラが違います。ません。フツーの箱。
 
あけると、わっぱ納豆と船納豆が入ってます。

七つで3000ナンボだから、イッコ500円くらい。
「ま、納豆にしては高いよなぁ」
と思いつつ、まずは一番気になってた、『青仁一粒』のわっぱに手を伸ばします。
と、わっぱを開けた瞬間から、軽い違和感。
いや、粒が大きいのはわかってたんです。そうじゃなくて、あの独特の納豆臭がしないんですよ。まるっきりってコトじゃないけど、ほとんど気にならないレヴェル。これなら安酒の方がよっぽど臭い。
「コレは期待できるな」
思いながら納豆を練りますと。

このくらい混ぜたところで、糸をあまり引かなくなりました。
引かなくなったって言うか、切れがよくなった感じ。そこで付属のタレを入れて、早速、ひとつぶ食べてみますってーと、これがまた、ちょっと驚くくらい、やけに美味いんですよ、ホント。
なんて言うんだろう。
よく、安いパック納豆の中に、干からびたマメがあるじゃないですか?
アレの正反対で、煮たばっかりの大豆みたいなホクホク感と適度なジューシーさ。それにからむ納豆の糸も、スっと切れて鬱陶しくない。口の中もそんなにねちゃねちゃしないし、何より臭くない。
 
茨城出身の患者さんで、納豆嫌いの人がいらっしゃるんですが。
その方の言ったセリフを思い出します。
「家で食べてた納豆は好きだったのに、コッチに来てから臭くて食べられなくなった」
その時は、「そんなもんかねぇ」なんて思ったんですが、コレを喰ってなるほどと思いました。同時に、「本当の味って、やっぱ現場に行くか、ある程度金を出さないと喰えないのかなぁ」と、ちょっと寂しく思いました。
 
高級品たって、高級食材と違ってたかだか500円くらいです。
興味を持った方は、是非、食ってみてください。
ホントに美味いよ。