葬祭場に行って、葬儀を済ませてきました。
昨日のうちはまだ、タオルをかけて眠ってるみたいなどんが、見えるところに居たんで、ぜんぜん実感が湧かなかったんですが、こうして骨壷に入った姿を見、線香を上げ、帰ってきても姿を見られないと……
やっぱり、実感が湧きませんね。
ただ、部屋に入ってこられないように扉を閉めようとしたとき、トイレに行こうとして足元に気をつけようとしたとき、玄関を開けてガランとした玄関先を見たとき。
折につけ、「ああ、もう、居ないんだ」って確認させられるのが、少しだけ痛いです。
家の中にも、俺の中にも、まだ、どんがいっぱい残ってます。心の中に一番残っているだろう嫁さんが、気丈に笑ってくれるのも、少しだけ痛いです。
形見の首輪をバイクにつけました。俺のためじゃなくても、あいつが大好きだった嫁さんのために、俺のことを守ってくれるかもしれません。ケンカばっかりしてたけど。
どんにとっては、嫁さんだけが気がかりだろうから、俺は、あいつの大好きだった嫁さんを、俺だけじゃなくあいつのためにも、精一杯守っていこうと思います。
どんがくれた、あったかい時間のお礼に。
そゆわけだから、安心して逝きやがれ。
そっちには義父ちゃんも、ウチの親父も居るから、せいぜい迷惑掛けまくって、可愛がってもらうがいいよ。
じゃあな。
長いこと、湿っぽい話で申し訳ありませんでした。
次回更新より、またバリバリ書いてゆきますんで、これからもよろしくお願い申し上げます。
【神々】管理人 かみ