笑ってる?

創作サイト【神々】の日記

あとがき

noreturnrydeen2004-07-13

掌編「武智の両腕」をお届けします。


いや、ダチがね。昨日の晩、電話してきまして。
初期の頃よくネタにしてた、世界で一番バカな単車乗りで、残念ながら俺の一番のダチ「マル」です。


基本的にキ○ガイなんで、どんな深夜でも普通に電話してくるんですよ。とは言っても今回はまあ、12時くらいなんで、やつにしては比較的まともな時間なんですが。


「おう、かみか? 今PCの前にいるか?」
「いない。今日こそは早寝するのだ」
「いいからPCを起動しろ。俺からのメールを受信しろ」


メールの受信を強要とか、相変わらず理不尽な男です。ですがまあ、ヤだと言っても聞くような聞き分けのいい男じゃありません。仕方なくPCを起動し、めーらを立ちあげますってぇと。


添付ファイルがありますね。なんだろう?


開いた瞬間、目の前には狼をモチーフにした紋章(エンブレム)。
これは? と聞く前に、電話の向こうから、してやったりという声が聞こえてきます。


「カッコいいだろう? とくと拝め」


よく見ればそれには、J.A.M ROBO の文字がレリーフしてあるじゃないですか。知らない人は知らないでしょうが、これは今のところ俺の唯一の長編(未完)「Rydeen」の中に出てくる紋章なんですね。


「わ、狼の旅団になる前の、ジオンのエンブレムか? なんだよ、お前が作ったのか?」
「100%オリジナルだ。カッコいいだろう?」


悔しいんですが、確かにカッコいい。


「Deth 13」のも作ってやろうか? 条件付で」
「条件? なんだ? 早く言え。そして早く作れ、今すぐ」
「じゃあ、rydeenの続きを書け」
「む、そう来たか……いや、しかしあれはもうずいぶん放置してるからなぁ。書くとなると一から読み直さなくちゃならんだろ? きついなぁ」
「大丈夫、4〜5時間もあれば読み終わる」


何が大丈夫なのか、カケラも見当がつきませんよ。


「や、しかし。あれの続きは……」
「じゃあ、嵐山の話で勘弁してやろう。あれ、結構好きなんだよ」


とまあ、そんなわけで嵐山家興亡史の4作目です。電話を切ってからシコシコと書き始め、昨日のド夜中に半分まで、今日、残りを書いて仕上げました。疲れた。


おまけにいつにも増してバカ長いです。二日がかりだから、当然と言えば当然なんですが。そのうえ猛烈に漢字が多い。俺が読者だったら、読む気がしませんね。いや、ほんとごめんなさい。


皆さんもリクエストなどあれば、こんな具合に言ってみると、意外と書きますよ、俺。ほめられると伸びるタイプなんで。乗ってくれば睡眠時間とかあんまり眼中なくなるし。


あと、これを期に単発モノは少しお休みして、シリーズモノを少々書き込んで行こうかと思ってます。


こないだも掲示板で「北千住ナイトライダー」とか書いた本人が忘れてるような話もあがったりしてますし、カートの続きもチマチマ書いてるところですしね。


そう言ったわけで、楽しんでいただければ、幸いです。