笑ってる?

創作サイト【神々】の日記

イオン未遂

まこと*1や患者さんと、子供の言葉の話になりまして。
言葉の早い子、遅い子がいるって話なんですが。甥っ子だかが、二歳半なのに、あまり言葉を話さないので、まことが心配してるんです。
んで、俺が昔Mr.Bikeで読んだマンガの話をしまして。
同じような心配をしてる若いお母さんに、おばあちゃんが「立つの遅い子は、杖つくのも遅くなる。言葉の遅い子はボケるの遅くなる。なーんも、心配いらねぇ」って言ってあげる話。
そこから近所の子供らの話になってたんですが、そこにタイミングよくやってきた、Mちゃんと娘。Mちゃんは25歳の若奥さんで、娘は1歳。最近しゃべり始めたんです。
 
「お、こんにちわ。お母さんとどこ行ってきたの?」
「イオン」
「イオン? ああ、ジャスコの親戚みたいなスーパーか」
 
そこへMちゃんが笑いながら解説を入れます。
 
「このこ、イオンが大好きなんですよ。あそこ、遊ぶところがあるでしょ。今は、なに聞いてもイオンばっかり言うんです」
「なるほどー。イオン好きなんだ?」
「イオン」
「明日も行くの?」
「イオン」
 
この段階で、俺じゃなくたって思うでしょう? コレは使えるって。俺は少し考えて、吉本からスカウトがきちゃうんじゃねーかってくらいの、パーフェクトなフリを繰り出します。
見事に決まれば、整骨院に優しい笑顔があふれるでしょう。
 
「滝の近くにたくさん出てるのは、マイナス〜?」
 
 
 
 
 
 
 
「まま、だっこ」
 
空気読めよ、お前。

*1:整骨院の若い衆