笑ってる?

創作サイト【神々】の日記

ポニーテールは振り向かない

ご機嫌に放置気味ですが、ご容赦を。
来週末にツーリングを控えて、準備に忙しいんですよ。ウソですよ。ただ単車で走り回ったり、通販で余計な買い物してるのに忙しいだけですよ。あと、その合間に書類仕事もしてるしね。
合間にやるもんじゃないけどね。
 
俺はセクシーなので、患者さんの老人と子供に、絶大な人気を博しています。そして、若いころから髪の毛を伸ばして縛っていたりしたので、おばあちゃんによく言われたんですよ。
 
「あら、先生。女の子みたいねー」
 
って。
ほら、なんつーか顔立ちから貴族的な、いわゆる王子様キャラじゃないですか、俺って。だから、伸ばした髪をまとめていると、ヘタな女の子より可愛いわけですよ。
でまあ、そんな風にキャーキャー言われちゃうのは、『過去の暴力沙汰によって、すんでのところでジャニーズに入りそこなった俺』としては、よくある話なんです。
 
ところがですよ。
 
最近、「女の子」なんて、美少年の形容として一般的な、むしろ陳腐とさえいえる表現が少なくなった代わりに、新たに俺の美しさを形容する言葉を、おばあちゃんたちが乱発するんです。
まったく、美しさは罪、なんてよく言ったものですよね。
まさに俺のためにある言葉。
 
え? なに? なんて呼ばれてるかって?
 
うるせーな。黙れよこの愚民どもが。おめーらは俺様のような選ばれし民じゃね-んだから、気軽に話しかけるんじゃねーっつーんだよ。まったく、身分ってモノを自覚して欲しいね。
あ? どうしても聞きたい?
あーもーうるせーなー。
わかったよ、教えてやるよ。
 
 
 
 
 
「あら先生。相撲取りみたいね」
 
夏のツーリング先は、断食道場めぐりにしようと思います。