プロスポーツ選手が、失敗のあとに自分を切り替えるとき。
スイッチングと言う儀式を行なうと言う話をご存知でしょうか。まぁ、『ご存知でしょうか』とか上から目線で言ってる俺も、情報ソースは荒木飛呂彦先生なんですがそれはさておき。
切り替えるのに、誰しもそういう儀式的なものを、意識無意識に関わらずやると思うんですよ。たとえば俺なら、単車に乗って峠や高速の入り口で、そういう切り替え儀式をやって、気を引き締めます。
シチュエイションはさまざまでしょうが、みんなやるでしょ？
んで、今日。整骨院でそんな話をしてたんです。
俺：「俺は高速の入り口で、走りだすときに『っしゃ！』とか大声を出すかなぁ。あとは、気合入れて攻める前に、わざと一回、ヘルメットの中で笑うんだ。そうすると、力が抜けるんだよ」
患：「へぇ、そうなんですか。まこと*1先生は？」
ま：「きりかえない。普通に次のことが出来る」
患：「すごい。私は目をつぶって好きな人の顔を思い浮かべますよ」
俺：「なにその乙女チック。つーか失恋には使えねーな」
患：「ははは。そうですね」
俺：「あと俺、目をつぶって浮かんでくるのが単車なんだけど」
患：「きゃはははっ！ それ、病気ですよ」
俺：「30過ぎたらそんなもんだって。なぁ、まこと？」
ま：「俺はバリバリ浮かびます。くっきりと」
患：「普通そうですよねー？ 誰の顔ですか？ 奥さん？」
ま：「……あ、ああ。そうね。そう」
俺：「なんだ、その間は。おめ、ホントは誰が浮かんだか言ってみれ」
「……諭吉」
それ浮かんじゃったか。
