笑ってる?

創作サイト【神々】の日記

灯台モトクラシー/ホームレスかみ

ボルダリングをはじめたと言ったら、患者さんがみんな言うんですよ。
「ああ、船取のトコの?」
いや、柏のジムだと答えつつ、「え? このへんにもあるの?」と問いますと、返ってくる返事が一様に、「あるよ、ここからすぐ近くに」だったんで、仕事の帰りに探してみたんですが。
 
も、すぐに見つかりました。しかもめちゃめちゃ通勤路に。
なので今日、さっそく訪ねてみました。

『クライミングジム・インフィニティ』
倉庫を改造したっぽい店構えを写真に収め、入り口を入ってゆきますと、中に広がるのは、柏のジムの倍はあろうかという広さと高さのクライミングウォール。見た瞬間、クライミング用の着替えを持ってきてなかったことを、心から悔やみます。
  
スタッフの方に料金や時間を尋ねてみました。
すると、柏のジムより安くて時間も遅くまでやってるじゃないですか。料金設定が細かく、一時間コースってのもあるので、仕事の帰りに寄るにも使い勝手が良さそう。
なにより平日に寄れるってことは、貴重な半日休みを使わなくてすむってのが魅力。
 
すっかりゴキゲンのマイトガイかみさん。
料金表を写真に撮らせてもらうと、お礼を言ってジムを後にしました。
帰って晩ご飯を作らなくてはならないからです。
 
 
晩ご飯の材料を買いに、スーパーへ立ち寄ります。
とは言えクソ暑くて食欲はありません。きっとナオミもねぇだろうなぁと思いながら商品棚をながめつつ、かごに入れるのはお豆腐や果物、それに酒ばかり。
「もうこの際メシなんか作らないで、俺は豆腐、ナオミは果物でいいだろう」
なんて思いながら惣菜コーナーへ行くと。
 
『塩で食べるお寿司』ってのが売ってます。
「あ、ナオミはこれでいいや。俺は酒を呑んで終わりにしよう」
前向きな結論に満足しながら会計を済まし、バイクに荷物を積みます。
 
が。
 
「う〜む、せっかく買ったお寿司だが、長すぎてリュックには入らないな」
結局、他の全てをリュックに詰め、お寿司だけ袋に入れたまま腕に引っ掛けて、柏の街を軽快に走ります。そして、『お寿司だけをいれた』軽い軽いビニール袋は、風を受けて同じく軽快に踊ります。
踊っちゃダメなのに。
 
家に帰って、袋を開けてみますってーと。
 
 
 
 
 
 

捨てるに忍びないので、喰うには喰ったんですが。
どうにも『残飯食ってる』感じがぬぐいきれず。
喰ってるうちに、だんだん面白くなってきちゃいまして。
ケタケタ笑いながら、ビニール袋から寿司を食ってました。
 
とりあえず、今からソーメンゆでます。