晩飯を買って戻ったら、きれいなお姉さんと行き合わせまして。
エレベータ待ちしてた彼女が、「こんばんは」と言います。
すかさず俺も、ニカっと笑って「こんばんは」と返します。
ちょっと嬉しい気分で、やってきたエレベータへ。
「何階ですか?」的なやりとりをして、携帯を見てました。
するとエレベータ内で、このお姉さん。
やたら縮(ちぢ)こまって、俺のことを避けるようにしてます。
ニッコリ笑いかけたのに、と、哀しい気持ちになりまして。
家にもどると、玄関の脇のカガミに、俺の姿が映りました。
ボサボサ長髪の、酔っ払ったおっさんが。
充血したうつろな目でこっちを見てました。
うん、おねえさんは悪くない(´・ω・`)