掌編……って言っていいのかな。
「ピカレスク」をお届けします。
タイトルの割には、それほど悪漢小説じゃないかもしれませんが、俺の中でピカレスク・ロマンてのは、この手のあっけらかんと言うか、乾いたさわやかさみたいなのがなきゃ駄目なんです。
完全に阿佐田哲也先生の影響ですね。
書いてるうちに、相当楽しくなってきまして。もしかしたらもう二、三作「ピカレスク・ロマン」モドキを書くかもしれません。変な落ちを無理やりつけるより、書いてて楽しいんですよ。
ま、読者置いてけ堀のスタンスは今に始まったことじゃないんで、と開き直ってみたり。エンターテインメントとか言ってるくせにね。
とりあえず、少々長いですけれど、その手のが好きな人は楽しんでもらえるのではないかと。喜んでいただければ、幸いです。