笑ってる?

創作サイト【神々】の日記

三重の若大将

さて、29日に集合した若大将軍団。
千葉のかみ君の家をベース基地に愛妻飼い主様、そして愛息UKTを連れて、千葉の主要なアトラクションめぐりです。パーフェクトプランでお出迎えなんて、さすが優しいかみ君だね。
 
まずは、飼い主様とおーがを引き離さなくてはなりません。
そこでN&Pの強力な援護を求めると、あっさり乗ってくる二人。
そのまま飼い主を二人に拉致させ、かみ、若大将おーが、UKTの男三人は、若大将のスーパーハイエース『ハイジ』に乗り込んで、国道16号へ出ました。
 
一行は千葉でもっとも熱い経済の中心地、柏市沼南町へ。
ガンボやかみ君のけものみちを巡回するわけです。
最初に到着したのは、レッドバ○ン柏店。2〜3代目V-MAXやDS11、VTXにR3とかみ君が大型を取得してから乗ってきたほとんどすべてのバイクを購入した店です。
目の前に広がる中古車の群れを、3人は嬌声を上げながら見学。
もっともかみ君はR3を購入したばかりなので、ほかの単車にはそれほど興味を持っていないはずですから、若大将の暴走を止めるのは、彼の役目になるわけで、言わば防波堤ですね。
 
「なぁ、かみ」
「ん?」
「これ、ええなぁ」
「なに? おぉ、ウルフ200かぁ。乗ったことないけど、面白いんじゃねーの? つーか、買っちゃえば? ハイジにつんで帰れるよきっと」
「だよなぁ? こんなん20万くれぇで買えるんだもんなぁ……」
 
役に立たない防波堤もあったもんです。
若大将、カードでも買えるじゃんなどと妙な感心の仕方をしていますが、それでも何とか自制心を発動します。もっとも、今思い出したんですが、レッドバ○ンはカード使えないんだった。
 
よだれを流す若大将と、父よりも興奮気味のUKTが何とかあきらめたところで、お次はもちろん、ライコランド千葉店。世界最大級のバイクパーツショップです。
かみ君が月4回は通うお店ですね。
ここの駐車場は、休日ともなれば単車の品評会みたいになりますから、何もやってなくてもアトラクション気味の面白さがあります。
トッポいお兄ちゃんたちと軽くもめたりなんかすれば、ある意味、本気でアトラクションなんですが、それはさておき今回の目玉は、エアサス車高調整装置つきのビッグスクータ軍団。
バイクが直立してるさまというのは、なかなか奇妙なものでして、若大将とかみ君は、タバコを吸いながらその妙な動きに見とれてしまいます。
UKTはレプリカのが好きみたいだけど。
店内は一時期に比べて、おねーちゃん色が強くなっており、パーツゾーンが縮小化され、代わりにレディスファッションゾーンが拡大されています。
が、それでも単車オタクの楽園なのは間違いないわけで、ヲタくさいのからキナくさいのまで、いろんなヤツが闊歩してます。
若大将とかみくんは、交代でUKTを抱っこしながら、あちこちを見て回り堪能しました。むしろ一番楽しんでたのはUKTか。
俺はと言うと『ダメなおじいちゃんモード』に入っちゃいまして、危なくUKT用に革ツナギとかグローブとか購入しかけました。
 
さらにスーパーオートバックスまで足を伸ばします。
今度は若大将のエンジン全開。
店のお兄ちゃん捕まえて、
「あれはないか?」
各ゾーンで立ち止まり
「これ、ええなぁ」
と、まるっきしさっきまでのかみ君。
そう、つまりさっきまでで一番楽しんでたのは、俺なんですな。
 
それはともかく、ここらでNから電話が入り、女性陣は買い物を堪能し終わった模様なので、カーシャンプーだの『それは三重でも買えるだろうに』的なグッズなんかを買い込んだ若大将と、かみ君、UKTの3人は、一路柏駅まで向かいます。
柏駅で合流すると、おーがといえば食い放題。
高島屋の最上階「パーティパーティ」へ繰り出します。うまいわけじゃないんですが、1000円追加で飲み放題がある店なので、俺には一片の異存もありません。
ここで公称15分、実質30分以上待たされてるうちに、風邪でダウンしてたはずのZが登場。明らかにパンチドランカーみたいな足取りの分際で「いや、ぜんぜん元気」とかよくわからないことを言ってます。なんだかんだ、この男も基本は子供なんですよマジ。
ここでみんなは普通に、若大将とかみ君はガッツり晩飯です。
もっともおーがは飯で俺は酒ですが。
メンタル面ではある意味最強のPちゃんは、当然、若大将に引きずられていつもなら考えられない食欲を見せました。
まあ、その辺はZが見張ってるから大丈夫だろうし、大体、飲み放題の段階で、正直、ヒトのことなんざ構っちゃいられません。
 
食いすぎたやつ、飲みすぎたやつ、もともとフラフラなやつ、それぞれこれ以上口に物を入れたくない状況になったところで、店を出ました。
安い店+ゴールデンウイークのコンボによってガキが多かった分、俺とおーがは時々ピリピリしてて、ある意味、刺激的で面白くはあったと言えなくもないでしょう。迂遠な表現。
酔っ払ってかみ家到着後は、俺、追加で酒飲んでたので、後のことは覚えてません。まあ、ゲームやるやつ、マンガ読むやつ、飲むやつ、ファッションショーするやつといろいろいたんだと思います多分。
 
そんな一日でした。