笑ってる?

創作サイト【神々】の日記

スレッガーブルー

太陽の下、暴走族の顔が、やけに幼く見えるように。
好きだったあのヒトが、つまらない女に思えてしまったように。
美しいあの風景が、もう心にしみてこないように。
 
俺の心には、荒野を渡る乾いた風が吹いている。
 
なんの話かってーと。
例のシャア・アズナブル(inサウナ)をね、初めてサウナ以外で見かけたんですよ。ま、ジムに来てるんだから、当たり前なんですが。
サウナの中ではアズナブルどころか、ラオウにさえ匹敵していた*1あの老人が。サウナの慶次、サウナ王、サウナ・ブランドーとまで言われた、あの老人が*2
弱弱しい、年相応の老人に見えたんです。
当たり前なんですが、サウナでアレだけの激闘を繰り広げたライバルが、煌々とした明かりの元、足元もおぼつかなげに歩いてる姿は、胸に来ました。
バカにするわけじゃない。
当然だと解っている。
でも、あの輝いていたお前は、どこへ行ってしまったんだ。
すべては、俺の一方的な思い込みでしかなかったのか……*3
やせた小さな背中に、俺は黙って敬礼しました。*4
今度戦うことがあれば、俺は全力を持って彼を叩き潰すでしょう。
それが、命を懸けて戦った相手に対する礼儀だと思うからです。
 
悲しいけど、これ、戦争なのよね……*5

*1:してません

*2:言われてません

*3:そうです

*4:してません

*5:サウナです