もうすぐ四十になるのに、未だよろよろと迷ってるわけですが。
久しぶりに『浮浪雲（はぐれぐも）』を読みまして。
ま、比較的こんな感じで生きていけてるんじゃないかなと、ちょっとだけ自信が持てたような。いやまぁ、あんなに男にも女にもモテませんし、俺はも少しチカラ入って生きちゃってますけど。
小学生のころは芸術家になりたかったんです。んで、十代前半は漫画家、後半は格闘家。二十代前半は佐藤信哉に憧れ、後半は坂本竜馬。
三十代に入って自分の生き様を意識し、後半で少しづつ『借り物の言葉』から『自分の言葉』で語れるようになって……いや、借り物の言葉を咀嚼（そしゃく）できてきたってトコロでしょうか。
そして、四十代があと半年もしないでやってくるわけで。
だからって具体的に何がどう変わるってワケもないんでしょうけど、少なくとも今の生き方は俺なりに気に入ってはいるんです。だから、それならそれで、うすぼんやりとしたまま生きましょうか。
誰かが、たまに思い出してサイトなり書いた物を読んだとき「かみさん、変わんねぇなぁ」と苦笑するような。んで苦笑しつつも「たまにはヤツと飲むか」と思ってもらえるような。
そんな男になれるように、時々がんばったり、時々うすぼんやりしながら。
毎日、笑って暮らしましょう。
