昨日まで好きだった歌が、今日は耳障りで仕方ない。
昨日まで好きだった話が、今日は陳腐でイラつく。
昨日まで好きだった俺なんて、今すぐ死ねばいいのに。
でもたぶん、明日の朝になれば、俺はまた生きていて。
昨日あれだけイラついた歌は、今日はなんだか気持ちよくて。
昨日あれだけイラついた話に、今日はやっぱり涙して。
昨日あれだけイラついた俺だけど、も少し様子を見てみようか。
ふらふらと。
ゆらゆらと。
だぁれも知らない俺がいて、それは誰にも教えない。
ガキだったり。
おっさんだったり。
いろんな色の俺がいて、全部は自分でもわからない。
大好きなヒトも、大嫌いなヒトも。
百年したら土の下。
たったそれだけの時間なら。
怒って過ごすのはもったいないかな。
いろんなことが、よくわからなくなったので。
週末はひとり、星を見ながら呑んだくれてこよう。