ろろちゃんが、『坂道のアポロン』というアニメを教えてくれまして。
http://www.noitamina-apollon.com/
時代は俺が生まれるちょい前くらい、場所は九州の長崎県佐世保。
『クラシックピアノを弾く男の子が、ドラマーの同級生によってジャズに魅かれてゆく』という流れの中で、高校生の淡い恋物語が描かれるんです。時代背景が１９６０年代なんで、もちろん恋の方も『幼馴染』とか『ひとつ年上の女の子』とか、キーワードがいちいちアレでして。
もーね、久しぶりに照れくさくてバタバタしました。
ちょうど足元にろろちゃんが転がってたんで、両足で連続キックしちゃうくらい。
まあ、原作が少女マンガなんで、『じれったい恋』てのは王道なんでしょうが、清々（すがすが）しくて切なくて甘酸っぱい、まさに青春の恋って感じの話です。俺の高校生時代にはまったくなかった系の。
んで。
俺のドタマはものすごくシンプルな構造なんですよ。
『アドレナリン』って映画を見たあとは、敵に追われながら逆に敵を追い詰める夢を見たり、『皇国の守護者』を読んだあとは、薄汚い軍服で行軍する夢を見ちゃうくらい。そんなイージーヘッドなんで、坂道のアポロンを見たあと、今日も夢を見たんです。
『部屋でひとり、アイドルＰＶを見てる』ってだけの夢を。
まあ、俺の高校時代は、基本的に柔道とケンカ。しかも男子校。
恋物語をつむぎだすにも、『材料が見あたらなかった』んでしょうね、俺の脳内には。
自分の高校時代が、少しだけ哀れに感じました。
