笑ってる?

創作サイト【神々】の日記

不安の理由

 
新患さんがいらっしゃいまして。
怪我をした経緯を聞きながら、治療をするわけです。
そのために、問診やインフォームドコンセントの過程がありまして。
 
まずは、不安を除くため、
「これがどういう怪我で、今、あなたの身体がどうなっているか」
を、なるべくわかりやすく説明します。
 
それから、
「こういう治療をする事で、今日はこの程度に回復するだろう」
と、「具体的な今後」の処置を伝えることで、さらに不安を除くと。
 
 
ところが。
問診してるときも、治療の途中でも、何かちょっと不安そう
説明がわかりづらかったかなぁと思いつつ、治療しまして。
 
最終的には「おお、治りました!」と笑顔で帰って行かれまして。
「治ってないすよ、治療続けてください」とこちらも笑顔で送り出し。
ふと、院内の「カガミに映った自分のTシャツ」を見た瞬間。
 
彼の不安そうだった表情に、合点がいきました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

(訳:こぼれたミルクを嘆(なげ)くな=覆水、盆に返らず)
 
英語わかんなくても、「めっちゃヘコんでる猿」の写真ですからね。
 
そら、不安だったろうなぁ。
 
申し訳ない(´・ω・`)