笑ってる?

創作サイト【神々】の日記

タクシースメル

二日続けて、おなじ時間におなじ場所から、タクシーに乗りまして。
偶然、運転手さんも、おなじヒトだったんです。
もっとも、向こうは俺のこと覚えていないようでして。
コピーしたように、前日とおなじ行動をとるんです。おなじ話のおなじところで、おなじギャグを言い、ひとりで笑う。そして、おつりの100円玉を、ひとつ50円玉に間違えるところまで、おなじでした。
そんな話を、整骨院でまこと*1としてまして。
 
「偶然、二日続けてってのは、さすがにおかしいですよ」
「う〜ん、でも50円だからな。そんなセコいことするか?」
「や、チリツモですって。50円で10人、30日やって15000円」
「マジだったら、腹が立つより悲しくなるな」
「あと考えられるのは、特別料金を引かれてたとか」
「んなら、メーターに出るだろう。なんの料金だよ」
「いや、心遣いですよ。言いづらかったんです」
「断言するな。なんだ、心遣いって」
「たとえば……すげえ臭かったとか?」
 
それは、はっきり言って欲しいな。

*1:整骨院の若い衆