大勢に受け入れられるものではない。
最初からそう割り切って製造される製品と言うものが、この世には存在しまして。たとえば俺のセカンドバイクSDR。200ccなのに、ひとり乗り。荷物もまったく載らない、実用とはかけ離れた、カンペキに趣味の乗り物。
そんなトンガった、あるいは一点集中で特化された、ある意味、奇形種とも呼べるような製品が俺は大好きでして、見かければ偏愛してるんです。そして最近、そんな俺の前に、新たな益荒男（ますらお）が登場しました。
キュウリペプシ
や、キュウリて。
しかも、これを売ってたお店に貼ってあった、手書きのポップアップが秀逸でして、いわく。
「新発売！ 在庫限りですので、お早めに」
俺の知ってる日本語では、『新発売』と『在庫限り』ってのは、わりと並び立たない言葉だったように記憶してるんですが。いつの間にか、変ったんですかね？ 陰謀のにおいがしますね。文部科学省の。
ま、どっちにしても俺とまこと*1が気に入ってるので、近いうちに消えてゆく運命なことは、ほぼ間違いないようです。あの、俺とまことに究極とさえ言わしめたスコーピオンみたいに。
とりあえず、キュウリの健闘を祈ります。
