弟に「実家帰るけど、木曜と金曜、どっちが都合いい？」とメールしたと思ってください。と、突然、カートコベインが歌いだします。なにって着うたなんですが。
出てみますと我が愛する弟、
「これから池袋に飲みに行くんだけど、出てこない？」
「う〜む。単車だと、帰れなくなるからなぁ」
「じゃ、こっちに来ちゃいなよ。んで、電車で一緒に行こう」
「う〜ん……行っちゃうちゃう？」
「来ちゃうちゃう？」
「行くわ」
てなわけで夜の１０時過ぎに単車ぶっ飛ばして実家へ。
そこから弟と、これも弟に引きずり出されたダチのヨシヲと三人で電車に乗りまして、池袋へ向かいます。
「池袋だからさ、○さんにメールしたんだ」
「なに？ あいつも来るって？」
「メール、帰ってきちゃう」
「電話した？」
「おかけになった電話は、お客様の都合により」
「なんだ？ また携帯なくしたのか、あいつ？」
とまあ、池袋に住むダチには連絡が取れず、そのまま弟のバンド「T.O.M」がいつもお世話になっている、ライヴハウス「ケイヴ」の若者二人と合流します。かわいらしい女の子と、エレカシのボーカルに似た若い男の子の二人です。
俺らと一緒に歩いていると、「悪党三人に拉致されている若者」といった感は否めませんが、そんなことより酒ですよ。こんな時間（０：３０過ぎ）までアルコールが入っていないなんて、神様に怒られちゃいますからね。
居酒屋で飲んでバカ話したあと、カラオケでも行こうって話になりまして。この段階で、３０過ぎ組三人は大酔っ払いですわ。ヨシヲは半分寝てるし、俺と弟はもう、ムダにテンション上がってるし。２０歳と２２歳の若者二人のほうがむしろ大人でしたね。
どっか配線切れちゃったの？ ってなくらいバカ騒ぎして、閉店だっつんで出てみりゃ、あたりはすっかり朝のさわやかな陽光に包まれています。
おお、久々のオール！
いや〜、すげえ面白かったなぁ……
え〜とね。
身体中が重いです。
別に何したわけでもないのになぁ。３４にもなって、徹夜で酒飲んでさわいじゃいけませんってコトなんでしょうかね？
また行きますけどね。
とりあえず、夜中の２時過ぎに電話して「今から出てこい」とか無理難題吹っかけたダチのノックには謝ろうと思ってます。
