笑ってる?

創作サイト【神々】の日記

ドランク解析

雨が降ると、みんなからだの調子を崩します。
すると、俺の仕事は忙しくなるんですね。
当然、身体は疲れ、そこへもってきて、ジムに行ったりするので、余計に疲労がたまります。もちろんこっちは、気持ちのいい疲労なんですが、それでも疲れてることに変わりはないわけで。
さらさらと雨の音なんか聞きながら、ビール二三本も引っ掛けると、いつもと違って少しおとなしい、穏やかな酔い方をするんです。気持ちよく。
そんなときは、わりあい素直に、素直な気持ちを書き出してみたりして。ああ、なんだか優しい気持ちで、ステキな文が書けたなぁなんて自画自賛してたりするわけですが。
血迷ってアップしちゃったりしない限り、次の日に読んでみると、たいがい、顔から火が出て顔面ファイアな文章なコトが、多々あるわけです。
夜中に書いたラヴレター、朝読む恥ずかしさと同じですね。
 
で、これってどっちが俺なんだろう。
いや、手のつけられない飲んだくれの単車バカも、穏やかな優しい俺も、一般的にはどっちも俺なんですよ、間違いなく。
ただ、コレって二面性なのかなぁって、ふと今思ったんです。で、酔っ払ったときの常で、二面性って言葉から連想し、今度はヒトへの対応の、二面性について考えたりしまして。
皆に同じような対応をするのが俺なんですが、それでも普通は少し違いが出るじゃないですか? 極端な話、最近知り合ったダチの彼女と、マル*1なんかを、まったく同じように扱うのは無理でしょう。
どうしたって、新しいヒトのほうが神経を使う。
んでね、それって言うのは悪い意味での二面性ではないと思うんですが、でも、自分がそうしていることに気づいたら、なるべくその凹凸を均して「みんなひとえに俺様の元で平等」みたいなスタンスを取りたいんです。
そうしてないと、気づかないうちに俺の最大の特徴である、「無駄なフランクさ」を少しづつスポイルされそうな気がして。
たぶん、誰にでも二面性はあるんです。
だけど俺は、自分にそれがあるのが気に食わないんです。上手にコントロールして使い分けている人が居たとして、それを非難する気もないし、むしろ尊敬に値するとさえ思います。
が、俺にはできない。
ただ、それだけのことなんです。
二面性=ウソではないけれど、俺の場合は限りなくそれに近いような気がするし、俺はウソがあまりうまくないから、いや、はっきり下手だから、できるだけいつも、同じようで居たいんですね。
ま、なんだかとりとめがなくなりましたが、この話自体に結論はないです。ただ、なんで、こんなことを思ってしまったのか、酔っ払ったなりにまじめに考えてみて、思い当たりました。
 
Yさんは、28歳の女性。バツイチで子持ち、最近、再婚しました。Yさんは整骨院近くの、ある家族と仲がよく、治療のあと、よく遊びに行って、そこの主婦と話し込んだりしています。
この主婦Wさんには息子が三人居るのですが、その長男坊M君は今年30。かつてYさんと付き合ってたとかいないとか、詳しい話は知りませんが、M君の方は憎からず思っているようです。
で、ですよ。
昼休みにM君が、バイクのヘルメットのことで俺に話をしに来たんですが、そのついでに言いました。
「俺、Yと結婚するんですよ」
俺は軽く悩みます。
だってYさんは、ついこないだ再婚したばかり。もちろん、俺に言う義理はありませんから、水面下でそんな話になってたとしても、おかしな話ではないんですが。
首を傾げつつもお祝いを言うと、M君、嬉しそうにうなずいて帰りました。
それが2.3日前の話。
んで、今日。
Yさんがやってきたので、俺はニコニコしながらお祝いを言います。もちろん、こないだ再婚したのにとか言わないくらいの神経の持ち合わせは、俺にもありますから、そんな話には触れずに。
と、Yさん、肩をすくめて首を振ります。
 
「先生、知ってるでしょ? 私、結婚してるってば」
「でも、M君が言ってたぜ?」
「ああ、あの人は私が再婚したの知らないから」
 
ま、ね。
ぶっちゃけちっと頭をひねれば、どういう状況かはなんとなく想像付きます。無論、M君がおかしいのか、Yさんが悪いのか、なんてのは知りたくもありません。どっちがいい悪いは、こういう話だけに、ないのかもしれませんし。
 
とりあえず、この話はココまで。
 
ただ、この話がなんとなく釈然としなくて、でも、ヒトのことだから首を突っ込むのもおかしいし、んで、酔ったイキオイで振り返って自分を見たときに、二面性云々の話が出てきたんじゃないかなぁと。
 
酔っ払って自己解析とか、これも明日読んだら赤面するのかなぁ……

*1:俺の長いダチ