上品よりは下品な方だと思います。
なにがって、俺が。
んでまあ、よく言えばワイルド。がさつで大雑把で、なおかつそれを気にしないどころか、軽く誇ってさえいるような、手の付けられない状態なわけです。
ところが最近、風呂だけは比較的マメに入るようになりまして。
いや、もともと何もなければ毎日入るんですが、ヒトが来て宴会やったあととか、面白い本が手に入ったときとか、ノッて小説書いてるときなんかは、入らないこともあったんですよ。
それが最近、かなりなくなってきまして。
よっぽどのことがない限り、まず、風呂には入るようになりました。そして、念入りに身体を洗うようになりました。いや、まだ、加齢臭はしてないです。
そうじゃなくて、37歳の男として、かなり切実な恐怖に晒されてるからです。
というのも、先日、まこと*1とこんな会話があったからで。
「先生、俺、怖くなっちゃいましたよ」
「お前のそういうフリの方が、俺には恐怖なんだが」
「こないだ、先輩と会ったんですが、なんかもうね、すごい怖いことばっかりいうんですよ。『おまえだって油断してるとなるからな?』とか、『ホント念入りにやらなきゃダメなんだよ』とか」
「あ? 何の話だ?」
「だからー!
痔ですよ、痔。
体質とか、そういうので、どんな痔になるかって話を、延々と聞かされたんです。どんな風に治療したとか。俺、それ聞いてからすげー念入りに洗うようになりましたもん」
それからですよ。
*を特に念入りに洗うようになったのは。
みんなも、気をつけてね?