ウチは宴会をやることが多い。
多いつーか、調子よかったら週の半部以上、宴会をやってる。
んで、俺は『仲間』てな鬱陶しく、かつ、胡散臭い言葉が嫌いだから、あくまで『自立した個人の集まり』ってスタンスで宴会をやる。するってーと、当然のことながら『個性的な連中』が集まってくる。
わりとタチの悪いのが。
タチの悪いの同士が、普段なら間違いなく話しかけさえしないダメ人間同士が、俺の家に集まるわけだ。一応、俺に気を使ってとりあえず喧嘩はしない。でも、一触即発的な感じ。そんでも、『俺のところに来てくれるようなバカ同士』だから、どっかで共通点があったりして。
呑んでしゃべってるうちに、気づけば仲良くなってたり。
それを見極めて、『ああ、大丈夫だな』と安心しながら、ようやく、我慢してたトイレに立つ。
トイレの扉を閉める寸前、
「それでさー! そのとき俺がさー!」
さっきまでピリピリしてたのが冗談に思えるくらい、熱くしゃべってるバカどもの声が聞こえる。
その声を聞きながらトイレの扉を閉める。
この瞬間が、俺はわりと好きなのだ。
あ、ツーレポと宴会レポは、明日あたり書きます。