笑ってる?

創作サイト【神々】の日記

はい、ちょっと語りますよ

たとえばファッションモデルの格好を真似た女の子が居て。
その子はとてもスタイルがいいとは言えなく、顔も美人とは言い難かったとします。その子を見て、「似合ってないのに気づけよ」とか、「みっともない」なんていうのは簡単です。そんなことを平気で口にする人も結構います。
また、男の子がアイドルのまねをして奇抜な格好をしたとき、「ちゃらちゃらした奴」だの「しょせん、人まねだ」なんて言葉を吐く人もよくいるでしょう。
でもね、俺は思うんですよ。
 
それでも彼らは、『意思を持って行動している』と。
 
まねでも何でもいいんです。誰だっていきなりすばらしいオリジナルには成れないんですから。意思を持ってまね続けていれば、それがいつかはその人のオリジナルに成っている場合も多々あると思うんです。
それを自分の狭量な常識だけで「まねてるだけだ」だの「格好ばかり気にして」なんて言っても意味が無いんですよ。彼らには「その格好をしたい」と言う、強い意志があるんですから。
彼らをバカにしている人間だって、たとえば前田慶次郎だの坂本竜馬の生き方に感銘を受けて、無意識、あるいは意識的にそのまねをしていたりすることもあるわけで、それはアイドルの格好を真似ることと本質的な違いは無いんです。
むしろ偉人の生き方を真似したり参考にしようって段階で、ファッションモデルを真似る何倍も、『いい度胸してる』でしょ。
それでも、そんな人はまだよくて、最悪なのが、自分は何の意思も無く流されて生きてるくせに、誰かの意志を持って行われた行動や結果に『ケチをつけるだけ』の人間。アンチテーゼやその先の代案ではない、ただの『ケチ』。
こういう連中にはなりたくないですね、ホント。
 
どう生きようとその人の自由だと思うけど、人にケチつけるほど暇なら、その時間をもっと有意義に使った方が、自分がトクなんじゃないかなと思います。自分を棚に上げて他人に文句をつけながらグチグチやっても、そんなことはイッコも気にせずゲラッゲラ笑いながら生きても、どっちも自分の人生。
 
俺は気分よく笑って生きようと思います。