笑ってる?

創作サイト【神々】の日記

次代のクズらへ

家で飲んだくれようと思ってたら、ダチのナ○キから電話がありまして。
「おう、かみ。飲もう」
こいつにそう言われて、俺の中にNOの選択肢はありません。
大好きだから。
ショットバーポールジローつー、ナ○キのボトル入れた高っかい銘酒を飲んでから、いざ、キャバクラです。とは言え、俺とこいつがそろったら、行くキャバクラは日本人じゃありません。日本人の女の子、しかもクソドシロウトと飲んで、何が面白いんだ?
俺とナ○キがそろったら、行くのはフィリピンパブ。
ナ○キがフィリピンねーちゃんと遊んでる間に、かみ君はいつものプレイです。フィリピン人のおねーちゃん相手に、レゲエとボンジョビ*1を歌いまくりですよ。
店全体のフィリピンねーちゃんを、俺のセレクトしたレゲエ&ロックで釘付けです。彼女らのお客さんは、基本的に演歌しか歌わないんで、ボンジョヴィとかレゲエとか、彼女らの好きな音楽は、あまり聴けないんですね。
そんな中、突然レゲエ&ハードロックですよ?
そりゃ、店中大騒ぎになっても、文句言えないでしょ?
フィリピンパブ好きな、何の罪もないおっさんたちを尻目に、俺とナ○キは絶好調で歌い踊り、最終的にはいつものように、店の女の子全員と、そん客を取り込んで、みんなでレゲエダンス大会です。
俺らが行くとフィリピンパブはいつもこんな感じ。店の全員を魅了し、俺たち中心に、一体化するんです。まさにこの瞬間、俺とナ○キはこのフィリピンパブのすべてのフィリピン人を掌握したんです。
 
で、ここまではいつもの夜だったんですが。
俺もナ○キも根がキチガイですからね。
「なあ、ナ○ちゃん。暴れたくね?」
「おー!かみ。何でお前は、俺の言いたいことがわかるんだ?」
てなわけで、柏駅西口に繰り出す、バカふたり。
やる気満々の俺らは、柏駅の二階エントランスでケンカ売りまくり。前から来る人間に、端からケンカ売って歩きます。なぜなら、俺はケンカが大好きだから。
けんども柏の若者は賢い子が多くて、口では返してくれても腕っ節では遊んでくれませんのです。あの手の連中はプライドの塊だから、あえてプライドを傷つけ挑発するんですよ。
36にもなってナニやってるって話ですけど。
でも三人中二人が喰い付いて来ても、残りの一人が冷静に止める。その止めるのをまともに受けいれて、ケンカをやめる。今の若者は、そんな感じなんですよ。
どう見ても100%、悪いのは俺とナ○キ。
ただ見境なく絡んでるクズ人間。
なのに、まさに『持って来い』な状態でもケンカはしない。
 
も、俺とかナ○キにとって、彼らは異次元の住人です。
こんだけ理不尽に絡まれて、おめーら、なんでケンカしないんだ?
7対2で、しかも利はそっちにある。
ここまでお膳立てして、なんでヘラヘラその場を去ろうとするんだ?
 
誰が悪いとかじゃなく(いや、悪いのは間違いなく、俺とナ○キなんですが)、ダチなり自分なりを守るためにヤルってのは、もしかして、いまどきはダサいのか?
なんで日曜の夜中に酔っ払って暴れてる36歳を捕まえて、糾弾できないんだ?
 
いや、俺らが悪いのは100も承知200も合点なんですが、悪いとか悪くないとかの前に、繁華街で暴れてる、いい歳をしたおっさん二人に対して、後ろの組織とかつながりとかを気にしないで、ただ鬱陶しいからぶっ飛ばすみたいな、俺らのガキのころみたいなバカって、居ないんですかね?
 
なあ、若い衆ら。
 
もっと暴れよぅぜ?

*1:やつらはこの辺が大好き