日曜に柏祭りへゆくと言ったら、ユウヒが「俺も行きます」と参戦表明。
夕方に待ち合わせて、昼間はのんびりしてると。
ナオミさん、突然、何かを思いついちゃったようだ。
ナオ 「ゆりあちゃん、浴衣を着たいんじゃないかなぁ」
かみ 「そーか?」
ナオ 「アタシも若いころは着たかったし」
かみ 「そーゆーもんかね」
つわけでユウヒに電話してみる。
そこからナオミとゆりあちゃん間で、なにやら談合がなされ。
女性陣は浴衣で行くことが決まった。
するとユウヒが、「かみさんは?」と聞いてくる。
かみ 「俺は柔道着で行くぜ」
ユウ 「マジすか。じゃあ俺、皮ツナギ着ていきます」
かみ 「ぎゃははは! ふたりそろって、熱中症で死んじゃうぞ」
約束の午後四時ちょっとまえに。
ナオミさん、浴衣装着完了。
やがて、ユウヒとゆりあちゃんがやってきた……のだが。
「おしっこー!」
叫びながらトイレへ駆け込むゆりあちゃん。
ユウ 「いやー、俺もトイレ行きたいんですよねぇ」
かみ 「ぎゃははは! ふたりそろって、出る前にしてこいよ」
革ツナギどころか、きっちり浴衣を着てきやがったユウヒ。
ユウ 「途中で歩けなくなったら、おんぶしてください」
かみ 「いいけど、股関節アレだから、おんぶじゃダメだろ」
ユウ 「じゃあ、お姫様抱っこ」
オトコを抱っこなんて、俺の人生の予定表には入ってない(`・ω・´)
トイレを済ませ、ゆりあちゃんあらためてご挨拶。
カワイイ(´▽`)
「浴衣カメラマン」となった、かみさん43歳。
さっそく、玄関前に駆け出して三人の姿を撮る。
三人そろって浴衣なのに、俺だけジンベエ&アサルトベルト。
そして首からはマグプルでぶら下げたカメラ。
ちょっとした変質者だ。
さあ、それじゃあ柏祭りへ出かけよう。
昨日、雨が降ったせいだろうか。
日曜日の柏祭りは、アホほど混んでいた。
とはいえ、ウチの行き先はだいたい決まってるので問題ない。
まずは、前日も食った「スモークドターキー」を食おう。
つわけで人ごみを歩き、「福兆」の前へ。
すし屋なのに、なんでかスモークドターキーが美味い。
さっそく買い込んで、かぶりつきながら次の店へ。
ターキーをかじったら、スジを噛み切れなかったユウヒ。
ゆりあちゃんも、おいしそうに喰らい付いてる。
次は、「肉の大山」で、ホルモンとリブロース。
ここのホルモンは、ホントに美味しい。
美味しいので当然、お客の列が出来てる。
ホルモンが焼きあがるまで、待ちながらダベリング。
俺とナオミは、もちろんビールを呑んでる。
やがて、リブロースやホルモンが焼きあがった。
かぶりつきながら、次の目的地へ。
雨の心配はなさそうだな。
お次は、最近ご無沙汰の「ぶらい庵」の前。
テラシマさんが居たのでアイサツし、裏で一服させてもらう。
高飛車ネットアイドル・ナオミドットコム。
ゆりあちゃんは生グレープフルーツサワー。
ユウヒはジンジャーエール。
俺とナオミは、もちろん生ビール(二杯目)。
ぶらい庵のハス向かいは、アジアン衣料品店。
なので、毎回こんな感じの催し物が行われる。
おもしろいし、夏にぴったりで気持ちいいんだけど。
如何せん、ちょっとやかましい。
やかましくて会話できないので、ぶらい庵を辞し。
東口のメイン通りへと向かう。
メイン通りは案の定、呆れるほどの人、人、人。
人波に呑まれながら、ふらふらと屋台を見て回る。
柏まつりは基本的に。
メイン通りにテキ屋の屋台が並び、裏では店が独自の外売り。
よくある屋台より、店の外売りの方が断然ウマい。
や、まあ、俺の好みの話だけど。
とは言え、ありふれた屋台も、それはそれで風物詩。
見て回ってると、俺の心をガッチリキャッチする出店を発見。
ほぼ同時に、ゆりあちゃんも同じ店へと食いついた。
祭りの基本中の基本、「イカ焼き」である。
どうやら同じように考える人は多いようで、イカ焼きは混んでいた。
そのスキに「鶏皮ギョウザ」を発見したナオミが、単身、そちらへ向かう。
俺とユウヒ、ゆりあちゃんの三人は、イカ焼きの列へ。
イカ焼きの裏では、ちょっとした駐車場で催し物がやっている。
芸人と歌手の中間みたいなヒトが、お菓子を配りながら歌を歌ってた。
みんな、歌そっちのけでお菓子を拾っている。
「子供たちへ」つってるのに、必至の形相でお菓子を拾うおばちゃんたち。
その歌を聴きながら、無表情なイカ焼きのおっちゃんが身体を揺らす。
「なんだよ、あんがいノリノリじゃねぇか」
無表情で、小さく踊るおっちゃんに笑ってたら、
ようやくイカ焼きゲット。
同時に、鶏皮ギョウザを買いに行ってたナオミも帰ってくる。
ナオミの買ってきた、「鶏皮ギョウザ」にかぶりつくゆりあん。
ナオ 「美少女写真館だって! ゆりあちゃん、行っておいでよ」
かみ 「おー! そーだ! ゆりあちゃんならいける」
ゆり 「だめですよー!」
ユウ 「ユリア、賞金が出るぞ」
かみ 「なにをう! よし、ゆりあん行って来いっ!」
バカ話して笑いながら、メイン通りをそれて裏道へ。
途中で、昨日も寄ったトルコ料理、「ドネルケバブ」の屋台へ寄り道。
みなを先に行かせて、ケバブの列へ並ぶかみさん。
かみ 「これって、本当は羊なんでしょ?」
ケバ 「そーでス。ラムかマトン。でも、ニッポンでは牛か鶏ネ」
かみ 「俺は羊でいいんだけどなぁ」
無事、ケバブをゲットして、みんなと合流する。
んで、サンサン通りのカドにあるタバコ屋の前。
いつもカクテルを売ってるので、俺とナオミは必ず寄る。
それぞれのドリンクを注文し、待ってる間にバカ話。
と、カレー大魔王のユウヒが、カレーと書かれたノボリを発見。
あまりに嬉しそうだったので、おもわず笑ってしまった。
どんだけカレー好きなんだ。
普段、ユウヒを歳下と意識することはない。
だが、この日はユウヒとゆりあちゃんが、やけに可愛くて。
かみさん、やたら目が細くなってしまった(´▽`)
焼きトマトとオリーブのカレーを買って戻り。
カクテル待ちながら、カレーを食う。
待望のカレーにありつくユウヒと、それを撮るゆりあちゃん。
やがて、それぞれの飲み物がやってくる。
俺が、フローズンダイキリ。
ナオミが、ストロベリーダイキリ。
ゆりあちゃんが、スクリュードライバー。
んでもちろん、ユウヒはカレー。
あとはのんびり帰路に向かいつつ、目に付いたものを買おう。
つってると、さっそく目に付く、サングリア。
ワインにフルーツを漬け込んだドリンクだ。
呑みやすいけど、けっこう酔っ払う。
もちろん、赤白ふたつとも買い込んで。
店の前で座り込み、呑んだり喰ったり。
コレはすでにサングリア赤をやっつけ、白に移行してるところかな。
ゆりあちゃんは、海鮮ヤキソバをぱくついてる。
ナオミは幻霜(げんそう)ポークのソーセージ。
呑んで喰って、さすがにお腹いっぱいになった一同。
それでも、通りがかりにタイカレーを買ったり(俺)、
コンビニでアイスやジュースを買ったり。
かみ 「俺はタイカレー持ってるから、コンビニの外で待つわ」
ユウ 「解りました、なんか要ります?」
かみ 「酒」
ユウ 「……(苦笑)」
てな感じで、柏祭りを楽しんだ面々。
家に帰ってくると、さすがに歩きつかれたのだろう。
ユウヒがダウン(含ヤラセ)。
ナオ 「つかれたー! 着物ぬぐっ!」
ゆり 「いいなー! 私も脱ぎたい」
ナオ 「着替えちゃいなよ。あたしの服、かすよ?」
ゆり 「……ナオミさんの服、着れないかも」
つわけで、俺のジンベエを着込んだ、ゆりあちゃん。
ゆり 「帯ほどいたら楽だー!」
ナオ 「ウエスト、大丈夫?」
ゆり 「ゆるゆるだけど、なんとか腰に引っかかる」
ふたりとも、俺を傷つけすぎヽ(`Д´)ノ
あとは、いつも通りのグダグダな展開。
俺んちでは特に珍しくもない光景だ。
ゆりあちゃんは、マッサージ器がお気に召したらしい。
真剣な表情が面白くて、笑ってしまった。
それから全員、何かしらのマッサージ器(赤矢印)にかかり。
ちょっとしたカオスの様相を呈してくる。
やがて。
ゆりあちゃん、撃沈。
ほぼ同時に。
ナオミも撃沈。
俺とユウヒは、バカ話したり、YouTubeで昭和のプロレス見たり。
なんだかんだやりながら、9時か10時ころだったかな?
半眠のゆりあちゃんを連れて、ユウヒが帰っていったところで。
今年の柏まつりも、楽しく終了。
呑んで、喰って、笑って、歩いた、楽しいお祭りだった。
ユウヒ、ゆりあちゃん、ありがとう!
また遊ぼうね!(´▽`)/
柏まつり/了